[PR]100万円が無料で当たる!:今すぐ応募して現金を当てよう!

   夫婦とWanのお気楽山旅    
  燧ガ岳 2004年7月25日(
天気:晴のちにわか雨
メンバー:単独


■コース■

御池4:50→広沢ノ田代5:30〜6:00→熊沢ノ田代6:30〜6:45→燧ガ岳7:50〜8:10→ミノブチ岳8:33→浅湖湿原10:30→沼山峠11:30
(歩程6時間10分、所要6時間40分


         
ミノブチ岳からの燧ガ岳・俎ー

 会津駒ガ岳を歩いた翌日、御池の駐車場で車中泊をして、ひさしぶりに燧ガ岳を歩きました。

 御池の駐車場は使用料が1回千円ですが、トイレも水もあるので車中泊するにはちょうどいい。暗くなってからテントを張りだした人がずいぶんいました。シーズンの週末だというのに、広い駐車場には3分の1程度しか車は入っていません。

 4時に起きて朝食を作り、支度をしていたら、もう朝一番の沼山峠行きのシャトルバスが動きはじめました。

 身支度をして、駐車場の裏の登山道に入ります。すぐ先で裏燧林道への道を見送り、左の道に入ります。泥でぐちゃぐちゃの道で、すぐに急登となり、岩と泥の道を靴を濡らさないように注意して登ります。林の中でメボソムシクイ、ウグイス、ミソサザイが鳴いています。

 思ったよりも早く、40分ほどで広沢ノ田代に飛び出しました。気持のいい湿原はいちめんキンコウカの花盛りです。コバノギボウシ、ヒメシャクナゲ、シナノオトギリ、イワショウブなどが咲いています。チングルマはもう穂になっていました。

キンコウカ咲く広沢ノ田代 シロウマリンドウ

 この田代でシロウマリンドウの地味な花も初めて見ました。これは本州中部の高山帯でしか見られない稀品種だそうです。池塘の向こうから朝日が昇ってきて、なかなかいい雰囲気です。この景色をゆっくり楽しまない手はない。ここで思いきりのんびりと過ごすことにしました。

熊沢ノ田代と燧ガ岳

 広沢ノ田代からふたたび樹林帯に入り、木の根とぬかるみの道を30分ほど登ると熊沢ノ田代に出ます。ここは大きく眺望が開け、広い湿原のむこうに燧ガ岳が見えて、気持のいい場所です。だが早朝にもかかわらず、さほど遠くない燧ガ岳ははやくもうっすらともやっています。前日の会津駒ではひどい雷雨に遭いましたが、今日も午後は雷雨になるかもしれません。

 この湿原にもチングルマやワタスゲが咲いているが、花は広沢ノ田代ほど多くはありません。燧ガ岳を見ながら、盆地状になっている田代の中央に向かう濡れた木道を歩いていて、見事に滑ってしまいました。濡れた木道は滑るぞと思っていたのに、山に見とれて足許がおろそかになっていたようです。さいわい怪我はなかったが、ちょっと油断があった。

 湿原の真中の池塘のベンチで小休止して、ふたたび木道をたどります。

 やがてまた樹林帯に入り、涸れた沢を渡るとガレ沢の急登になりました。一本調子の登りのつづく苦しいところです。立ち休みを繰り返しながら、すこしづつ高度を稼ぐ。花はまったくなく、振り返ると今通ってきた二つの田代がはるか下に見えるのがわずかな慰めです。

 長いガレ沢を登りきるとちょっとしたガレ場に出ます。これを過ぎるとハイマツが見えはじめ、岩場を登ったらそこが燧ガ岳・俎ーの山頂でした。苦しい登りの割には、あっけない感じで山頂に出てしまいました。

燧ガ岳・俎ーからの柴安ー
 俎ーの山頂は標柱もなく、岩の上に小さな祠が3つ置かれているだけのそっけないピークです。晴れているので大展望を期待していたのですが、残念ながら山頂一帯はもやっていて、すぐ隣の最高点、柴安ーも霧に見え隠れしています。尾瀬沼や尾瀬ガ原も見えません。この山頂に立つのはは3回目だが、こんなに何も見えないのは初めてです。

 眺望がきかなくて面白くないので、20分ほど休んで下山することにしました。帰りの東北自動車の渋滞にひっかからないよう、御池を12時頃には出発したい。登ってきた道をゆっくり戻ろうかとも思ったが、それもちょっとあじけないので、時間はかかるが尾瀬沼に下りてニッコウキスゲを見ながら沼山峠に出ることにしました。

 尾瀬沼方面への岩場を降りはじめたら、柴安ーに行くというグループがあとからついてきそうになったので、こちらではないと言うと戻っていきました。見とおしがきかないときには下り道を間違えやすい。山頂に道標が一本ほしいものです。

 すぐに岩道が終わって土の登山道になります。マルバダケブキやミヤマカラマツが咲いていて、ほっとします。花のある道はやはり楽しい。振り返ると山頂はもうはるか上です。

 ひと歩きでミノブチ岳に降り着きます。ここも遮るもののない見晴しのいいところだが、空気が靄って尾瀬沼も霞んで見えます。

 ここから赤土の掘れた溝のような道の急降下になります。途中で登山者が数組休憩している。尾瀬沼から登ってくると最も苦しいところです。

 やがて気持のいい林の中に入って、マルバダケブキの上を飛びまわるアサギマダラやサンカヨウの藍色に色づきはじめた実などを見ながら楽しく下ります。

 下るにつれてシラビソの樹高がだんだん高くなり、針葉樹の原生林の中の湿った道を行くようになります。以前このルートを登ったとき、この針葉樹の原生林の感じが非常によかったので、ここを歩きたかったのです。イメージどおりの道です。

 時間があれば、ここはのんびり歩きたいところだが、なにせまわり道をしてちょっと時間がない。時計を見ながらひたすら原生林の中の湿った道を下るが、これが思った以上に長く、ほとんど起伏のない平坦地になってからも、行けども行けども浅湖湿原に出ない。やはりこちらからの登山者の方が多く、ずいぶん多くの登山者とすれちがいました。

 森の中で尾瀬沼ビジターセンターの職員と出会い、すこし立ち話をしました。俎ーの山頂に道標を立てないと登山者が迷いやすいという話をしました。

 気持がせいて足が急ぐから、ようやく浅湖湿原に出たときにはかなり疲れていました。やはり山は時間と気持にゆとりをもって歩かないといけません。

 浅湖湿原はもう尾瀬沼の一角で、木道を往来するハイカーが急に多くなります。残念ながら浅湖湿原に花はほとんどありませんでした。

 尾瀬沼に出ると、大江湿原の木道をハイカーが列をつくって歩いています。予想はしていたが、この混雑にはやはりうんざりします。おまけに今年の7月は暑かったため、いつもなら湿原を黄色く染めているニッコウキスゲはもうほとんど終って、ぽつりぽつりと咲いているだけでした。燧ガ岳も影のように霞んで見えます。燧ガ岳とニッコウキスゲの大江湿原の取り合せは絶品なのですが、ニッコウキスゲも燧ガ岳も見えない湿原はちょっとのっぺらぼうな感じです。

キスゲ咲く大江湿原と燧ガ岳・00年7月撮影 大江湿原

 ニッコウキスゲこそ咲いていないが、大江湿原にはコバノギボウシ、コオニユリ、オタカラコウ、ミヤマシシウド、マルバダケブキなどがよく咲いて、やはり花の湿原の雰囲気はあります。しかしなにせ人が多く、ゆっくり写真を撮る気にもなりません。ここは山が初めての人でも、足が弱い人でも山の楽しさを味わえる場所だから、まあ仕方がないでしょう。

 人の多い木道を沼山峠に急いでいたら、まだ12時前だというのにもう雷鳴がしはじめ、にわか雨が降ってきました。いま燧ガ岳の山頂付近にいる人たちは大丈夫だろうかと心配になります。たいしたことはない沼山峠への登りが疲れた足にはこたえました。

 沼山峠からシャトルバスで御池に戻り、桧枝岐の燧の湯にもう一度寄って汗を流し、帰路につきました。

目次 コースガイド



[PR]衝撃!あなたの本当の裏の顔!:実は貴方はΟΔ県出身?ここで分かる真実